自分だけの美容室設計|寸法から注意点まで徹底解説!実際の設計図から学ぶ

2019年10月11日

美容室の出店を考えているあなたへ。

美容室出店に向けた物件探しで気になるのは、「広さに対して、どれくらいのセット面やシャンプー台を置ける?」といった疑問です。これは実際、収益に直結するため、死活問題ともなりかねません。業者から設計プランを受け取っても、その価格や広さが妥当かどうか、判断が難しいでしょう。それだけでなく、物件選びもこの目安がなければ、なかなか進みません。

 

そこでこの記事では、店舗設計歴10年、合計100件以上を手がけた私たちロベイションが持つ、実際のデータの一部を直接公開します!

さらに、あなたの事例に当てはめて参考にしやすくするため、独自の数式も公開しました。実際に活躍中の店舗データをもとに、ぜひ現在の問題解決に、お役立てください。

 

広さに対して何台のセット面、シャンプー台が設置できる?

髪の毛を切るときに座る場所を、セット面と言います。

髪の毛を洗う場所を、シャンプースペース、シャンプー台と言います。

 

ある坪面積に対して、いったいどのくらいの数、セット面とシャンプー台が設置できるのか。また、ある数のセット面やシャンプー台を置こうと思った時に、どれだけの坪面積が必要となるのか。

 

もちろんケースバイケースではありますが、複数の実例を参考にできれば、かなり安心して意思決定できます。今自分が考えるイメージの設計は実現できるのか?もしくは実現するためには、どれだけの広さが必要なのか?ぜひ、この記事を読み進めあなたの答えを得てください。

 

この問題を考えるにあたっては、あなたの美容室が実際に、どのようなイメージになるのかをまず、明確にする必要があります。

 

美容室店舗設計3つのスタイル

実は、美容室の店舗設計には、大きく分けて3つのスタイルがあります。そのため、広さだけを基準にセット面やシャンプー代の数を割り出しても、正確な値を得ることはできません。理想とするスタイルによって、必要とする面積は大きく異なるからです。

 

よって、「どのスタイルを実現したいのか」を、まずは明確にする必要があります。

ここでは、この3つのスタイルそれぞれについて解説します。

 

オープンスタイル

オープンスタイルとは、セット面とセット面の間に仕切りがなく隣の席が見えているスタイルの事です。そのため、店内に入ると広がった空間が広さを感じさせると共に鏡ごしに他の人の目線や動きが気になるレイアウトです。

もっともポピュラーのレイアウトのスタイルです。

 

半個室スタイル

半個室スタイルとは、セット面とセット面の間に壁やガラス素材を使って仕切りを造り目線を遮断したレイアウトの事です。

 

個室スタイル

個室スタイルとは、壁に囲まれた部屋の中にセット面1台だけが置かれたレイアウトの事です。個室になっているので周りを気にする事なく他のお客の目線も気にならないセット面ですが、個室にするので内装工事にかかる費用は高くなります。

 

最適なセット面とシャンプー台の数を求める計算式

3つのスタイルそれぞれについて、3〜5件の実例を元に、計算式を導きました。

ぜひ、必要なスタイルをご確認ください。

 

手順としては、下記の通りです。

①セット面1つ、シャンプー台1つに対する坪面積をそれぞれ割り出す

②それぞれの値について平均値を出す

③その値を元に、数式を導く

 

オープンスタイルの計算式

セット面1つに必要な広さ=3.4坪(11.2平方メートル)

シャンプー代1つに必要な広さ=6.3坪(20.8平方メートル)

 

必要な数から、面積を求める場合

(必要なセット面数)× 3.4 = 目安となる坪面積(坪)

(必要なシャンプー台数)× 6.3 = 目安となる坪面積(坪)

 

面積から、数の目安を求める場合

(確認したい面積(坪))÷ 3.4 = 目安となるセット面数

(確認したい面積(坪))÷ 6.3 = 目安となるセット面数

 

半個室スタイルの計算式

セット面1つに必要な広さ=5.2坪(17.1平方メートル)

シャンプー代1つに必要な広さ=10.4坪(34.3平方メートル)

 

必要な数から、面積を求める場合

(必要なセット面数)×  5.2  = 目安となる坪面積(坪)

(必要なシャンプー台数)× 10.4  = 目安となる坪面積(坪)

 

面積から、数の目安を求める場合

(確認したい面積(坪))÷   5.2 = 目安となるセット面数

(確認したい面積(坪))÷  10.4  = 目安となるセット面数

 

個室スタイルの計算式

セット面1つに必要な広さ=5.9坪(19.6平方メートル)

シャンプー代1つに必要な広さ= 8.9 坪(29.5平方メートル)

 

必要な数から、面積を求める場合

(必要なセット面数)×  5.9  = 目安となる坪面積(坪)

(必要なシャンプー台数)× 8.9  = 目安となる坪面積(坪)

 

面積から、数の目安を求める場合

(確認したい面積(坪))÷   5.9 = 目安となるセット面数

(確認したい面積(坪))÷  8.9  = 目安となるセット面数

 

参考生データと図面紹介

今回参考にした実際のデータは、こちらの表にまとめています。

シャンプースタイルも合わせて、ぜひ参考にしてみてください。

それぞれのNo.に対する設計図も、特別公開します。

(図)

 

「有効面積小さい!」鉄筋コンクリート物件の注意点

美容室店舗設計の場合、物件が鉄筋コンクリートである場合も多いです。鉄筋コンクリート物件の注意点は、「不動産情報に載っている面積は、壁や柱の芯

から測った面積である」という点。

 

そのため、数値のイメージに比べ、「実際の広さが、意外と狭い!」といった事態に陥ることがあります。有効面積が小さいにも関わらず、同じ坪単価で計算されていることが、業界の常識となっています。あまり経験がない方は特に、注意が必要です。

 

オススメはデットスペースの小さい、長方形・正方形

坪単価が高い土地では特に、物件の間取りもさまざまです。理想的なのは、長方形もしくは正方形、それに近い形の間取りです。この形なら、デットスペースが小さく、広さをより有効に使うことが容易です。

 

逆にひし形や斜め、三角形などの物件の場合、注意が必要です。この場合デットスペースが生まれやすいため、広さが十分であっても実際に配置してみると、有効面積が小さいといった状況が生まれやすくなります。

 

また間取りだけでなく、ど真ん中に大きな柱がある場合なども注意。同じ坪数でも、これらの内容に影響を受けざるを得ません。また意外と、正方形や長方形でない間取りも多く存在しています。これらの違いは、その物件がもともと持っているポテンシャルの1つです。ぜひ、実際の図面を参考に検討してみてください。

 

水圧は高い方がいい!水圧に関する大前提

美容院の店舗設計で、意外と見過ごされがちなのが、水圧です。まず重要な大前提は、「水圧は高い方が良い」ということです。水圧はその土地によっても変化するため、無計画で進めた場合、シャンプー台が機能しないケースも出てきます。そうなると、水圧をあげる機械を導入する必要が出てきます。

ここでは、水圧に関する特に重要な情報をまとめてみました。

 

種類別で生まれる水圧の違い

使うシャンプーの種類により、必要な水圧の違いが生まれます。

それぞれのシャンプー台の種類と水圧の関係をご紹介します。

 

シャンプー台は2種類。髪を洗う人がお客さんの横にいるか、後ろにいるかの違いです。

 

サイドシャンプーとは?

髪を洗う人が、お客さんの横に立つスタイルのシャンプー台です。サイドシャンプーは、強い水圧が必要です。

 

バックシャンプーとは?

髪を洗う人が、お客さんの後ろに立つスタイルのシャンプー台です。バックシャンプーのために必要な圧力は、サイドシャンプーほどではありません。

 

「給水管が何ミリ?」が水圧を決める

シャンプー台の基本的な選択基準は、「どちらが使いやすいか」で構いません。どちらを選んでも、一定以上の水圧は必要となるため、いずれにせよ水圧をしっかりと確認することが必要です。水圧は、もともと建物に入っている給水管が何ミリかで決まります。美容室店舗設計の場合、基本的に20mm以上の場所を探した方が良いでしょう。

 

水圧が弱い場合、水圧をあげる機械が必要!

例えば東京、1階の路面店で、給水管が13mmだったとします。13mmの場合、地域に関係なく水圧が弱いです。そのため、水圧をあげる装置を導入する必要があります。

例えば神奈川、1階の路面店で、給水管が20mmだったとします。20 mm でも、水圧が弱い地域もあるため、注意が必要です。25 mm 以上であれば、水圧をあげる機械が必要ない場合が多いです。水圧をあげる装置を導入する場合、基本的に約50万円〜100万円のコストがかかります。美容専門の給湯システムもありますので、水圧が弱い場合は専門家に相談することをオススメします。

 

まとめ

美容室店舗設計の参考情報と注意点を、実例から紐解き、まとめました。いかがでしたか?

 

特に、セット面とシャンプー台の数は、対応できるお客さんの数や回転率に大きく影響します。各計算式を活用し、重要な物件選びや設計プランか妥当かどうかの判断にお役立てください。

 

注意点をまとめると下記の3つです。

・鉄筋コンクリートは、木造や鉄骨造に比べると有効面積が狭い傾向あり

・間取りによるデットスペースを考慮する必要あり

・水圧を確認し、必要に応じて水圧をあげる機械を導入する

 

美容室の店舗設計に関して、特に重要な情報のまとめは、以上です。

私たちロベイションでは、今までの実績100件以上にも関わらず、閉店数がゼロの状態が続いています。あなたの美容院の店舗設計について、もしさらに詳しい情報や相談が必要な場合、お気軽に無料相談をご検討ください。今までのお客様の声も、非常に参考になると思います。

この情報が、あなたのお悩みを解決し、理想の店舗実現のお役に立てればうれしいです。


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